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2010年11月25日
ヌーボー!
ボジョレー・ヌーボーをいただいた。
もちろん、お店にお金をちゃんと支払っている。
なので「飲み屋で飲んだ」が正しい。
別にぼくはボジョレーの初物を解禁を楽しみにしているわけでもなく。
いったいどこがありがたいのか、といぶかしんでいたくらいだ。
駅前にできたフレンチ居酒屋のマスターは
「とりあえず、フランス料理やし入れようかとは思ってます」
なんてどっちつかずの発言をし、よく行くバーのバーテンさんは
「ボジョレーのこと寸前まで忘れてたんですよねー」
なんて酒商売らしからぬことをおっしゃる。
ほんとうに、ボジョレー・ヌーボーはそんな大層な酒なのか。
聞くところによると、ボジョレーの新ものを珍重しているのは、本国フランスと、日本だけだそうだ。
しかしながら、前述のフレンチ居酒屋が
「ちゃんと入れますよ」
なんて声をかけてくれていたこともあり、解禁の翌日、そのお店をたずねた。
「じゃ、さっそくですけど」
と言うと、笑顔でボトルをもってきてくれた。
静かにグラスへ注がれていく紫紺。
注がれたボジョレーを口に含み、ゴクリ、と飲み込む。
これが、うまい。
すっきりしていてほんのりとした甘みがあって、しかもしつこくなくて。
ジャブジャブ呑めそうなくらい、口当たりがいい。
いつか、とある人に言われた。
「自分がもの食べる前に、『これってどんな味?』って聞くんは失礼やで」
自分の口で味わうワインは、とてもおいしく、味と香りのすばらしいものだった。
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