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2010年7月 1日
高松紀行6・さよならなんて云えないけれど
高松東港についたのは、フェリー出港の1時間以上前。
かなり暇を持て余すことになってしまった。
同行者もぼくも、口数少なにフェリーを待っていた。
彼はいったい何を想っているのだろう。
今回の旅でめぐった場所に想いを馳せているのか、それとも大勢の観衆とともに臨んだ演奏を反芻しているのか。
ぼくはといえば、ただ無心に近かった。
疲れのせいもあるけれど、自分のたましいだけコンサートホールに置き忘れたような気持ち。
神戸、大阪、そして今回の高松での演奏を見てきたが、終演後の余韻に、ここまで放心したのは高松会場だけだ。
ひたすら叫び続け、ひたすら歌い続け、ひたすら手をたたき続けた。
どの会場でも同じことをしてきたはずなのに、高松のそれは、いっこうに余韻が収まらない。
それまでの旅も、もちろん楽しかった。
うどんもおいしかった。北浜alleyの古倉庫街を活かしたたたずまいも心地よかった。
旅の行程すべてが「高松にまた来たい」と思わせてくれた。
でも、やはりぼくは、あの演奏を見るために高松に来たんだな、とぼんやりした頭で考えていた。
この旅と、最高の一夜の記憶は、一生忘れない。
今度こそ、ぼくにとっての「ひふみよ」は終わり。
最後になったけれど、旅に誘ってくれた同行人、旅先で出会った人々、そして、最高のショーを楽しませてくれたバンドのメンバーに、この場を借りて感謝したい。
最高の旅をありがとう。
ありがとう高松、また遊びに行くよ。
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