« 高松紀行6・さよならなんて云えないけれど | ホーム | 忘れては行けない時の流れの中で »
2010年7月 2日
シャボンの香りの向こうがわ
自宅で、無印良品の香料が入っていない石けんをつかっている。
たまたま無印良品に行ったとき目に留まったものだ。
包みには、無愛想な白い固形が二つほど入っているばかり。
無印良品では、フルーツの香りがついた、カラフルな見た目の石けんも売っている。
しかし、その無愛想なふたつ白い固まりは、カラフルな石けんのひとつ分よりも安い。
貧乏暮らしな僕にはこれで十分だろう、ということで、迷わずその安石けんを買ってしまった。
お風呂でこの石けんを使ってみると、ほんとに香りがない。
しいていえば、石けんの主成分である、油がほんの少し匂うだけ。
で、この石けんで体を洗っているとき、ある疑問が湧いてきた。
「石けんの香りって、いったい何?」
よく芳香剤やその他香りのする商品で、「石けんの香り」と称して売っているものがある。
そして、「石けんの香り」と言われたら、ぼくらはあの柔らかな香りを想像できる。
しかし、本当の石けんは、なんのにおいもしない。
一般的な石けんは、心地よく使うため、花の香りか何かを添加しているのだろう。
つまり、あれは石けんの香りではない、ということになってしまう。
とはいえ、あの香りは、多くの人にとって「石けんの香り」だ。
それは、ぼくらが生まれながら与えられた普遍的な情報に近い。
当たり前と思っていても、少し掘り下げたり角度を変えるだけで、まったく新しい見え方をする。
だからこそ、この世界への興味は尽きないのだろう。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://admin.skip-f.net/mt/mt-tb.cgi/109
コメントする