« 忘れては行けない時の流れの中で | ホーム | 君といつまでも »
2010年7月 4日
留め、伝える
明日は、母方の祖母の3回忌。
その前日である今日、親戚一同があつまって、法事が執り行われた。
一同と言っても、母方の一族である僕たちと、伯母の一族であるいとこ一家だけ。
祖母にはもっと親戚・身内がいて、何人かは健在のはずなのだが、何故母や伯母がその人たちに連絡をしないのかは不明。
もしかすると、いとこや母たちは、僕の見知らぬ親戚に会ったことがあるのかもしれないが。
一通り法事が済んだあと、一同が並んで記念撮影をした。
そんなことをすると思ってもいなかったので、当然だれもまともなカメラは持ってこず。
結局、母のケータイについているカメラで写真を撮ることになった。
苦笑いのような、むすっとしたような。
自分の少し戸惑う表情が、頬から伝わってきた。
祖母のことは、彼女が他界してから知ったことの方が多い。
葬儀の前夜、いとこが、祖母のアルバムを引っぱり出してくれた。
そこにあるのは、紛れもない祖母が観てきた記憶の一部分。
祖母が何十年も前に見てきた風景を、写真を通してぼくが見る。
モノクローム写真ではあったが、飛び越えた時間が印画紙の中に広がっていた。
家族や親戚が集まると、記念撮影といって、皆が一列に並ぶ。
ぼくは天の邪鬼なので、「今ここにいることが大切なのに、記念する必要性がどこにあるのか」と考える。
でも、残された人の為に写真を撮るのだと考えたら。
記念撮影の意味や価値ってのは、あとからついてくるものなのだろう。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://admin.skip-f.net/mt/mt-tb.cgi/111
コメントする