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2010年7月11日

充実した「暮らし」の定義

暮らしのヒント集

「暮らしのヒント集」という本を買った。
雑誌「暮らしの手帖」で、読者から寄せられたメッセージを、一冊の本にまとめたもの。
この知恵袋のようなこの本が、これまたおもしろい。
書かれているのは他愛のないことばかりで、
"すぐに取り出せるところに懐中電灯を置いておきましょう"
とか、
"怒ったり文句ばかり言っていると、癖になってしまいます。やさしい気持ちを心がけましょう。"
とか、
"一日に一度、大好きな人のことを考えます。いくつになっても、恋する気持ちを忘れてはいけません。"
とか。

ぼくはこの本を、生活に使えるヒントがないか、という想いで手に取った。
でも、読んでみると、広い意味での暮らし、人が生きていくうえで、少しでも幸せを実感しながら生きていくためのメッセージ集のように感じた。
何しろ、読者の人たちが実生活している上で考えたり体験したりしていることが詰まっているのだ。
半端な自己啓発に関する書籍より、よっぽど「生き方」に重みと深みが感じられる。

大半の人は、手の届く範囲の生活を繰り返している。
もちろんぼくもその一人で、朝になると起きて会社に行き、昼はパソコンに向かい合って仕事をし、夜になると帰ってベッドにもぐりこむ。
この繰り返される日常を、ぼくらは「平穏」と呼んだりする。
でも、誰かにとっての平穏は、自分の日常では気のつかないことが含まれていたりする。
その存在に気づくと、暮らしに充実や新鮮さを覚えるのだろう。


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