2009年11月15日
時間が経つ
個人的な用事で、実家へ帰省した。
と言っても、両親と同じ大阪府下に住んでいるのだから、帰ろうと思えばいつでも帰られる。
しかしながら、実際に帰省するのは、実に1年近くぶり。
散らかった部屋に、統一性なく並べられた置物、母が必要以上に買ってくる椅子。
配置こそ変われど、ぼくが住んでいたころとなんら変わらない。
はずなのだけれども、なぜか落ち着かない。
居心地自体は変わらないはずなのだけれども、なんか感じる空気にそわそわしてしまう。
その正体は、不愛想に椅子の上で眠っているネコと遊んでいるときに気づいた。
昔はデブネコ呼ばわりまでした白ネコが、いまや、あばらの筋が見えるくらい、痩せ細ってしまった。
背中をさすると、「みゃあ」とか細い返事。
その声で、気づいたことがある。
時間が経った。
ただそれだけ。
同じ感覚を、ここ数年で2度味わった。
一度は、は祖母が亡くなったとき。
一度は、実家のインコが亡くなったとき。
何かが朽ちていくのを目の当たりにしたとき、無情な時間を実感してしまう。
ぼくが実家を出てから、3年くらいしか経ってない。
それだけの時間で、多くのものが歳を取ってしまった。
それは、もちろん僕も同じ。
これを意識しているかどうかで、一分一秒の価値観は大きく変わってくる、そんな気がする。
あと何十年、いや何年生きられるかわからないけれども。
「いい人生だった」
この一言を書ける、そんな人生を目指せたらいいなと、心から思う。
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